ゆるいブログ

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出来高・価格分析の完全ガイドを読む

出来高・価格分析の完全ガイドを読む

機関投資家がどこで株を買って、どこで売っているのかを価格チャートと出来高から判断する、という内容です。

Amazonのレビューを見ると、評判はよくない本書の内容は納得感のあるものが多く、とても有用であると感じました。

 

投資家は底値で買い集めて高値で売りたいものです。本書では底値で買い集めることをアグリゲーション、高値で売りつけることをディストリビューションと呼びます。

このアグリゲーションとディストリビューションが行われるタイミングを価格と出来高から説明する、というのが本書の内容です。

 

機関投資家は運用している資金が多いので普通に購入すると市場がその売り買いに反応しやすいです。売り圧力の無い時に大量に買ってしまうと買い集める前に価格が上がってしまいますし、買い圧力の無い時に大量に売ってしまうとトレンドが逆転して、売り切る前に価格が下がってしまいます。

そこで悪いニュースがあった時など売り圧力があるタイミングでその圧力で買い集めて、反転したら良いニュースを流してまだ買い圧力がある間に売り切ってしまうというのが理想的です。

価格のチャートは誰もが見ているので、価格トレンドを作ってしまったらバレてしまいます。そこで、出来高は作るが価格は動かないようなチャートを作ることで、機関投資家が価格を上げたい・下げたいタイミングまでトレンドを作ることを保留するということをします。

 

実際にこの本の内容がどこまで現実の機関投資家の動きに添っているのかはわかりませんが、チャートの一つの見方としてとても参考になりました。

特に強気のニュースが飛びかう中での高値圏の揉み合いについて、機関投資家が売っている可能性が高く危険だというのがよくわかりました。

藤井竜王王将戦に王手

序・中盤は互角で、終盤にその圧倒的な終盤力で勝ち切るという展開でした。

渡辺明王将としては序・中盤で優位を築かないと厳しいですね。まあそんなに簡単に優位にさせてくれないから勝率8割なんですが。

勝率が高く長時間対局の勝率が高い藤井竜王ですから、2日制7番勝負は勝つだろうなと思ってはいたのですが、思った以上に星は一方的になってしまいましたね。