頭を整理するために思ったことをだらだら書く
さんざんゲームや本の話を書いておいて何ですが、最近は子育てと仕事に時間のほとんどを使っています。
仕事が楽しくて子育ても楽しいというのは恵まれているのでしょうが、何か新しいことを始めたり自分の身につけていない技術を身につけたりするには、あまりにも時間と体力が足りなすぎると考えています。
独身生活を振り返ると、ゲームならばチートだなと思っていて、何でもできるどこにも行けるというのは恵まれていますね。独身なら2倍くらいの生産性は出ると感じています。集中できている時間帯にそのまま仕事を続行できるというのはなかなか貴重です。
ブログにも書いているように本を読んだりゲームをしたりといった受動的な趣味は何とでもなるのですが、何か新しいものを作ったり身につけたりすることはあまりできていないです。
何もしなければこのまま何事もなく人生が終わるのですが、もうちょっと何かをしたいですね。人生って頑張ったものに対して貰えるものが少なくないでしょうか。
新卒の時から今の会社だったら色々な経験を詰めたなあ、と思うことはあるのですがまあ仕方ない。専門職で人生を過ごしてしまいました。転職活動も常に楽だったし、金銭的にもまあ恵まれているから不満を言うべきではないんでしょうが、もっと何でもできる能力があれば良かったなあと思います。
最近、大量にゲームをやっているのは、単純に遊んでいる、というだけでなくゲームにたいしてこうなったらよくなるという意見があまり浮かばないのを改善するためにやっているという面があります。
単なる1プレイヤーとしてゲームをやってきて、とことんやりこむということもあまり無かったのでゲームの試作を遊んでみても当たり前な意見しか出てこないんですよね。
大枠のところでこのゲームは面白いとかつまらないとかはわかるのですが細部の改善になるとまったくアイデアが浮かばない。ゲームの企画者とか本当に偉いなと思います。自分もやってみたいけどとにかく向いていない。
大枠のアイデアにではなく、細部のクオリティに目が届く人はすごいと思うし、ゲーム開発者のはしくれとしてみならいたいですね。
作るべきなのは万人にうけるゲームなのですが、購入するユーザーのほとんどは向上心もやる気もあまりなく、一方でそのゲームの評価を決める人は細かいところまで目を光らせるゲーム好きです。今のゲームはどちらも楽しませる必要があります。ストーリーと演出で楽しませ、レベル制による成長などでゲームバランスを取るというのがゲームによくある構造なのですが、そういうタイプのゲームを作らないとなるとゲーム内で万人に喜んでもらうにはどうすればいいのか、という悩みがあります。
オンラインゲームによるレーティングマッチでバランスを取るという方法もありますが、気合いの入った大人気のタイトル以外は過疎になるのも早いのが悩ましいですね。
そもそもコンシューマゲームを買う側のモチベーションとしては料金を払った分だけ楽しませてくれれば良いので、やはりストーリーとレベル制が合います。
esportsとして遊べるようなゲームを狙って作れればいいんですが、esportsなんてやっていないからあまり事情がわからず。
やっぱりゲームを長時間遊ばせるためには本質的にある程度の成長・アンロック要素が必要だと思いますね。敵やゴールも成長段階にあわせて最初は低く、段々高くしておく必要があります。
成長・アンロック要素のない古き良きゲームはユーザーの上達したいという気持ちを過剰評価しているのではないかなと思います。もちろんそういったユーザーも中にはいるでしょうが、上手くなるまえに飽きた、合わないで辞めてしまうユーザーが多く、そういったユーザーのこのゲームは合わなかったという感情は大きな負債になります。
成長をユーザーの腕前だけでなく、ゲーム内で演出することによってユーザーのモチベーションを維持する必要があります。