NEEDY GIRL OVERDOSEが良かった
NEEDY GIRL OVERDOSEが良かった
Youtuber志望の女の子を助けて人気配信者にすることが目的の本ゲーム。
操作はWindows風のデスクトップからアプリを通して行われます。
画面はLINE風のアプリで主人公の"あめちゃん"と会話をしているところ。Webカメラで"あめちゃん"の姿が見えています。
ゲーム期間は30日で、1日は昼→夕方→夜の順番に流れます。それぞれのターンで行動を選ぶと"あめちゃん"のパラメータが上下します。
夜にだけ配信を行えます。配信を行うことによってフォロワーが増えていきます。このフォロワーを100万人まで増やすことがゲームの主目的となります。
先の記事に4人で作ったという記載があるのですが、とてもそうとは思えないほどクオリティも高いゲームです。
にゃるら:プロデューサー1人、ディレクター兼エンジニア兼デザイナー1人、ドッターが1人、企画・シナリオの僕の4人がコアチームです。そこに、キービジュアルを描いてもらったキャラクターデザイナーのお久しぶりさんがいて、音楽のAiobahn、あとアシスタントさんが1人いて……くらいかな。
良かったところ
クォリティの高さ
良く練られたWindowsを模したデスクトップ画面に、常に動き続けるキャラクター、飽き指せないシナリオとそれにリアリティを与えるエフェクト、万事において少人数開発とは思えない素晴しいクオリティでした。
根幹のゲームの作りとしてはインディーズによくあるパラメータ管理ゲームではあるのですが、プレイ中は次に何をしだすかわからない無軌道な、あめちゃんにハラハラドキドキしつつ楽しめました。
自由度が高そうに見えるゲーム性
本ゲームはチャットであめちゃんとスタンプで会話したり、動画配信でアンチコメントを消したりスーパーチャットを拾いあげたりと非常に自由度が高い操作ができるように見えるのですが、そのほとんどの操作は実際にはあまり意味がありません。
スタンプはそれぞれスタンプごとにあらかじめ用意されたコメントを返すだけですし、アンチコメントを消してもストレスがちょっと減るくらいの意味しかなく、スーパーチャットを拾うのもその反応が見えるだけで以後の展開への影響はありません。
しかし、複数エンディングを迎えたころくらいまでは、このゲームの流れに何が影響を与えるのかはわからないので、実際には意味の無い要素であっても非常に選択肢の広い局面からどれを選ぶかを葛藤させられました。
インディーズという数時間で終わるゲームだからこその要素ではあるのですが、こういう単純なパラメータ上げゲームに見せない仕組みはあった方が良いですね。