最近経済に興味があるらしい
引き続き現代経済学の直観的方法を読む
最後まで読みました。
- ドルはなぜ国際経済に君臨したのか
- 仮想通貨とブロックチェーン
- 資本主義の将来はどこへ向かうのか
ドルと仮想通貨
仮想通貨はビットコインのように現実の通貨を置き換えることを目指す「超大型機」と「中・小型機」がある。
超大型機は既存の貨幣を置き換えることを目指していると思われる、その代表としてビットコインがある。
ビットコインは通貨として一定以上は増えない機能は持つが、好景気などで通貨需要が増えた時に流通量を増やすことができないので通貨としは金本位制と同等の弱点を持つことになることが述べられている。
作者としては中・小型機としての利用の方が目があるのでは、ということのようだ。
ビットコインは通貨量が決まっている上に持ち主が鍵を喪失することによって取り出せなくなることもあるので、将来的には流通量が減っていく通貨です。なので、ビットコインが標準通貨として利用されると好景気に通貨の流通量が足りなくて景気が上手く循環してくれなくなる、という弱点を持つということに納得しました。
ビットコインはデジタル・ゴールドとも言われていますが、今後も通貨を置きかえるほどの存在になるのは難しいのかな。
最終章では経済を生態系にみなして、商店街や工場で回していたのをGAFAMのようなビッグジャイアントが回してしまい生態系を壊してしまう現象を縮退と表現しています。
この縮退によって生態系は大企業依存の体質になり、大企業が生きていれば何となく動くという状況になります。
生態系を縮退させ、小さな企業の収益奪うことで富が発生するそうです。新ビジネスモデルによって勝ち組になる企業はこういった縮退によって富を得たケースが多いと思われます。
これの何が問題かというと縮退され、生態系から追い出された企業群は弱ってしまい、縮退された状況を変える力を失ってしまいます。
自分用のドキュメントスペースを検討する
growiというMarkdownで使えるWikiを使っているんですが、スマホから閲覧しづらかったり、自分で管理するのも面倒になってきたので別の方法を模索。
とりあえず会社と同じように書きたいな、と思い、Confluenceを導入してみたけど、単にメモするだけならGooge Keepでも良い気もしてきました。
まあ道具に凝るならとっとと書いた方がいいよな。
ドキュメントをまとめて、定期的に何かアウトプットしていく癖を付けたいのですが、数週間一つの文章を推敲して出すという習慣がなくて辛い。
2~3時間で文章を書くということは仕事でよくありますが、数週間かけることはなかなかないですからね。
みんなどこで身につけるのだろう。
使う道もないのにお金が欲しいという話
書いてあるとおり、あまり金のかかる趣味がなくて、せいぜい数千円の本かゲームを買うしかありません。
なので、金があってもなあ、と思うけど外資ITで年収数千万とかストックオプションで億の収入とか見るとうらやましいぃぃぃとなってしまいます。
他の人と比べてしまうものなんですよね、周囲が高額のバカンスに行くと自分が貧しく思えたり、他の人が成功していると羨ましく思えたり。
あと10年くらい経てばみんなそれぞれの人生を生きればいいんや、と悟りを開ける気がするんですが、今のところはまだ羨しいなあと思っています。
昔は会社に入ったら定年まで同じ会社なので、ほとんど差がつかず同じような生活環境でせいぜい一部が課長になった部長になったというくらいだと思うのですが、今は生き方が本当に自由化していて、本人の意欲や運や実力で勝ち組はどこまでも勝ち組になっていき、そうでないひとはひっそりと生きていきます。そして勝ち組は目立つんですよね。自分も発信したがるし、周囲も拡散したがるので目立ってつらい。
悪役令嬢の経済史ものを読む
twitterみてタイムラインに流れてきたから読んでみたのですが、以下も1997年くらいからの経済史もので面白く読みました。
金融ビッグバンとか用語は知っているけど実際にバブルが弾けたときに何が起こったのかを良く知らなかったのでとても興味深いです。
まあなろうなので、主人公はあっさりと大成功して総理のアドバイザーになるようなちょっと無理な展開はあるのですが、なかなか面白く読めています。