TIme's Cafeに行ってみた / かぜの科学を読んだ / COMSAのICOについて
TIme's Cafeという時間制のCafeに行きました
時間で料金が決まるCafeです。ネットカフェの漫画がないバージョン。18:00くらいにお邪魔したせいか、とても空いているし、椅子も良い椅子があるのでネットカフェとは比較にならないくらい居心地が良かったです。2時間で990円、1日で1990円。
家だと本を読むのになぜか集中できないから行ったんですが、思いのほか良かったです。空いていたので好きな席を選べるし、集中したい時は固めの椅子を、リラックスしたい時はソファのような椅子を選んで座ることができました。
スタバのように勉強している人もいるのですが、人数は少なくそんなに意識高い感じでもありませんでした。混んでいる時に行くと印象違うかも。
値段は安いとはいえないけども、まあ許容範囲内かなと。週に10日行って2時間くらいいて10000円ならまあ気分転換にもなるし、良いと思います。
かぜの科学を読みました
久しぶりに紙の本を読んだんですが、Kindleと比べると気になったところのマーキングが面倒だと感じました。
もっと早く読んでおけばよかったなと。良い本だと思います。
徹底的に科学的な検証を経て効果があるかどうかの考察をしているので、俗説や因習的な治療法を否定し、かぜとは何か適切な治療法は何か、などについて書かれています。
かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ジェニファー・アッカーマン,鍛原多惠子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 文庫
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とはいえ全部を理解する脳みそはないので、知っておいた方が良さそうだと思ったところを抜粋
- 風邪ウィルスが鼻に侵入して繁殖して分泌物となって放出されるには8~12時間(28p)
- 喉の痛みは感染細胞に血液が送られることによって血管が広がる科学物質を放出することによって起こる(30p)
- 鼻づまりは鼻水のせいではなく、鼻甲介内の血管が広がるため(32p)
- ライノウィルスは皮膚上で2時間以上生存し、風邪を引いた人の手には通常はウィルスがついている(45p)
- 空気が感染していると鼻の粘膜の機能(ウィルスを捕え胃に送って酸で殺す)が動かなくなるという説がある。鼻の乾燥を避けたいなら生理食塩水の鼻スプレーを携帯してもよい(69p)
- 風邪を引くと陽気な気分が消えうせる(114p)
- 風邪においてプラシーボの効果はバカにできない(189p)
- ハーリーロットバードの助言「家庭の各部屋にアルコール手指消毒液を置き、部屋の出入りをするたびに使う」「子供が風邪を引いたら衣服や寝具を隔離し、別に洗濯する、ドアノブや手すりなどの物体表面を消毒する」(220p)
- 喉の痛みの対処法:塩水(250cc+ティースプーン2杯の塩)でうがいをすれば、塩水が体液よりも塩分が濃いため喉の腫れた部分の水分が浸透圧によって外に出て腫れが引く。はちみつやグリセリンの入った非薬用亜鉛入りのど飴でもよい(239p)
- 頭痛にはアスピリンなどの鎮痛薬やイブプロフェンなどの抗炎症薬(240p)
- 旧抗ヒスタミン薬はくしゃみに効果はあるが、第二世代の抗ヒスタミン薬はかぜの症状には効果がない(244p)
- コールドFXはある程度の効果はあると思われる(254p)
- 風邪を引いていても運動をして問題ない。ただ運動によって風邪が良くなることもない.(256p)
- 部屋の加湿は臨床試験では効果がない(260p)
そして本書中で何度も繰り返されているのは、手で顔を触ることによって感染するので、できるだけ顔を触らないようにすること、そして手を適切なタイミングで消毒すること。
でも触らないと顔がかゆい気がしてつい触ってしまうんですよね。消毒液は部屋に一つは置くようにしようと思います。
COMSAのプレセールについて
ホワイトペーパーがあったので読んでみました。(理解できるところだけまとめたので正しい知識を得たい場合にはホワイトペーパーを読んでください)
https://comsa.io/ja/download/52740/
- 1USD=1COMSAトークン(=CMSトークン)で販売する
- 売れたのと同じ額のトークンを発行して関係者に渡す。10%が紹介者のボーナス。40%はTechBureauの経営陣や従業員など、50%はCOMSA ICO委員会が管理して今後の拡張などに使う
- 10万ドル相当の暗号通貨があればプレセールに参加でき、20%のボーナスがつく
- CMSトークンの保有数に応じて案件ごとにICOを受け入れるかどうかを投票する権利を持つ
- CMSトークン保有者は今後のクローズドなプレセールへ招待される特権がある
- 2018年末までに20以上のICO案件で1億ドル以上調達することを目標としている
- プレミアウォーターホールディングスやCAMPFIREのICOがすでに予定されている
- COMSAはBitcoinやNEM、Ethereum等のパブリックブロックチェーンネットワークとmijinというプライベートブロックチェーンを紐づけることによりパブリックブロックチェーンの差異を意識せずに取引が可能となる。
- 秒間最大50トランザクションの許容量がある。
- 9台のサーバ中1台を公開して監査用に使う。この1台はトランザクションの生成・承認ができない
ホワイトペーパー末尾の添付資料のユースケース「タレント電子トレーディングカード」によるとCOMSAというのは企業がコインを発行する(ICOする)ことによって資金調達できるだけでなく、発行したコインをBurnすることによって、COMSA CORE を使ったトランザクション管理システムが利用できる。
また、ユースケース「VRワールド通貨」によるとパブリックブロックチェーンの勘定を特定の通貨単位の内部勘定へ持っていく、たとえば3BTCもっていたら30ポイント持っていると表示し、実際に使うことができるという仕組みをもっている。
ということで読んでみたのですが、ブロックチェーンを使っている以上、許容できるトランザクション数に限度があるため、ユースケースで書かれている用途ではまず使われないと思っています。わざわざCOMSAを使わんでももっと安価に出来るものがすぐに世の中に出てくるでしょうしね。
なので単純に仮想通貨で資金調達するためのプラットフォームとして考えればよいと思います。で投資先として CampFire もしくはプレミアウォーターホールディングスに投資したいか、というと NO です。
次に CMS トークンもしくは Tech Bureaul に投資する価値があるかという話ですが、日本のベンチャー企業が今後も COMSA での上場を目指す未来になるなら、トークンの需要は上がっていくはずなので投資しても良いと思います。そういった場を Tech Bureau が作れるかどうかが重要になります。日本は今のところ ICO に好意的であるように見えます。また、ベンチャー界隈も COMSA に協力的であるように見えます。
ただ1000万を投資できるほどには信じ切れないんですよね。1000万を投資するなら収益を出したら日本円に替えたいし、そうすると高額な所得税がかかることになります。 100万でも20%のボーナスがつくならやってもいいんですが。COMSA 以外にも ICO プラットフォームが乱立する可能性は高く、その状況で COMSA が選ばれる確率を考えるとリスクが高くて1000万円は無理ですね。
というわけでちょっと惜しいですが、スルーします。