ISM(サービス業)も悪かった
ISM(サービス業)も悪かった、マザーズ市場がひどいことになっている
前回、ISM製造業が悪かった話もしたのですが、サービス業も数値が弱かったです。
0時にISMサービス業指数が発表
— たりたり🦉S&P500分析39/500 (@taritariblog) 2022年1月6日
予想が67.1に対し62と大幅に予想を下振れた。前月の69.1からも大きく下落。
2日前に発表されたISM製造業指数も市場予想を下回っており、経済活動の鈍化が懸念される。
これから急加速する金融引き締めの懸念点になるので、ハイパーグロース株にとっては好材料かなと思っています。とはいえ目先は予想インフレ率が減速する一方で金融引き締めは加速するので、かなり厳しい展開ではないかな。
12月の数値で既に下がっているのですが、1月にはオミクロンで短期的に景気が急減速すると思いますので、FEDのタカ派スタンスに歯止めが来る可能性もありそうです。物流の正常化に伴い、インフレの減速が見込めるというのもありますし。
一昨日、12月のFOMC議事録が公開されましたが、今のタイミングで会議をしていれば別の論調になったのではないかと思います。
マザーズ市場がひどいことになっています。
まあそもそも上がりすぎだったと思っているので、調整の範囲内だとは思うのですが指数でこれだけやられていると個人投資家が物色している成長株はもっとやられているわけで、かなり辛い状況になっている人も多そうですね。
伊藤匠4段が凄い
ずっと将棋の話をしていなかったので将棋の話を。
最近伊藤4段の成績が凄くて注目をしています。
初年度は12戦8勝4敗(0.667)とあまり調子が良くなかったのですが、今期は42戦34勝8敗(0.810)かつ王位リーグ進出、新人王獲得、Abemaトーナメント優勝、C級2組7勝1敗と藤井4冠のようなすばらしい成績を残しています。
藤井4冠と同世代なので藤井4冠のライバルと言われることも多いのですが、実績が違いすぎて冗談半分だった「ライバル」という言葉が少し現実味を帯びつつあります。
深い序盤研究に支えられた切れ味の鋭い手が印象的な棋士で、特にプロ入り直後は作戦が失敗して惨敗することも多かったですが、最近は安定して好成績を残しています。
外見は地味な印象なのですが、指し手に華があるので見ていて面白いです。
今日から仕事始め
今日からお仕事
1/5から仕事始めです。
休みだとブログの更新が明確に増えるので、やはり仕事って大変なんだなあ、としみじみ思います。自分はぬるま湯的な働き方をしているつもりなので一般的な社会人よりも楽なのですが、それでもブログの更新量は減りますね。
CPIの予想も製造業ISMも悪かった
クリーブランド連銀のInflation Nowcastが更新され1月のCPIの予想は7.16%となりました。さすがにオミクロンも来ましたし、さすがにピークはすぎただろうという予測が多かったと思います。
おそらくこれを受け米国債金利が上昇し、グロース株が売られました。
米国インフレが大台に乗りそうだ!ここまで来るならもう、目指せ二桁!
— Amin Azmoudeh | アミン・アズムデ (@aminimaz) 2022年1月4日
昨日更新されたクリーブランド連銀のCPI Nowcastは新年最初の値として1月のCPIが名目で前年比+7.18%。コアで+5.71%。前月比それぞれ+0.46%と+0.43%でどちらも加速。
12月の速報値が+6.94%で正式発表で既に+7%かも。 pic.twitter.com/Vqql8CvaT5
🇺🇸ダウは最高値
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2022年1月4日
株価はまちまちの動き。金融やエネルギーは堅調でダウは連日の最高値更新した一方、NASDAQは1.3%安に。S&P500は横ばい。あすFOMC議事要旨を控え、米長期金利が上昇し、ドル円は106.30台と5年ぶりの円安に。朝発表のISM製造業指数は予想を下回り、インフレが和らぐ兆しも(右) pic.twitter.com/BVgTdIeLLj
また、ISM製造業指数も5.8というひどい結果だったようです。消費者側のインフレは収まる兆しを見せませんが、製造業のインフレはやや鈍化しているようです。
中・短期投資はエネルギー株と旅行に振っているのでノーダメージなのですが、長期投資分はハイパーグロース株を持っており、ハイパーグロース株が叩き売られてダメージを受けました。アタタタタ
今回の結果は読めていたので、現金があればショートヘッジができたなあ、と思っていますが個人投資家はそんな小賢しいことに手を出すべきではないという気もします。インフレが続く限りこういう局面が多いので、自分の予想に確信が持てるようになったらショートヘッジを利用するのもありかもしれません。
自分の思想って何なのだろう
自分の思想って何なのだろう
はてなでは右翼・左翼とか言って相手を判断している面倒くさそうな人が一定数います。なのですが、自分が左翼なのか右翼なのかついぞわかっておらず。
「右翼はこれだから駄目だ」とか「左翼はこれだから駄目だ」とか言われると何となくイラッとする状況でした。経済的新自由主義は好みだけど保守思想には馴染めず、多様性や個人の自由の保護は重要だと思いますが手厚い社会保障は好みではありません。
まず右翼と左翼について調べてみます。
多くの政治学者は、現在の複雑な世界では「左翼、右翼」の分類はもはや意味を持たないと指摘している。彼らは経済的・政治的・社会的な側面を結合した、より複雑なスペクトラムを提唱している[20]。しかしこれらの用語は意味を二転三転させつつ、特に日本で好んで使用され続けている。
右翼左翼について調べてみるとこんな言葉を使い続けているのは日本人くらいだとWikipedia先生が言っているので、右翼とか左翼とか言っている人の意見は今後一律無視して行こう心に固く誓いました。
次にリベラルについて調べてみました。
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個人の自由や多様性を尊重する「リベラル」。当初は「権力からの自由」を重視した。ジョン・スチュアート・ミルは『自由論』で、他人に危害を加えた場合のみ自由は制限される、と共存のルールを示した。アダム・スミスは経済活動に対する国家の介入を批判し「小さな政府」(レッセ・フェール)を説いた[6]。
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上記に対し、放任されれば本当に自由を享受できるのか、各人の自由な人生設計を可能にするため国家の支援が必要と考える「権力による自由」の発想。20世紀の先進諸国は社会保障や福祉国家を整備した。代表的著作には理論家ジョン・ロールズの『ロールズ 政治哲学史講義』がある[6]。
上記の2つの意味があるらしく、自分は1については重視しますが2についてはあまり重視していません。というか1と2って「小さな政府」と「大きな政府」でまったく逆の思想のような気がしますがどちらもリベラルなんですね。日本では1は自由主義と呼ぶらしいので、日本では自分は自由主義であってリベラルではないようです。
では自分の思想に近いものはなんなのかを探してみました。あきらかに学生時代から触れてきたハッカー文化の影響が強く、個人の自由が全てにおいて優先されると考えているのですが、こういう思想のことを「リバタニアリズム」と呼ぶらしいです。
IT系技術者によくある思想だと思うのですが、最近若者の間で増加中らしく、2019年に本も出ているようです。
自分の思想を客観的に見れるようになりたいので、暇なときに読んでみようかなと思っています。
また、保守思想に問題があるとか大きな政府に問題があるとか思っているわけではなく、個人の好みの問題だと思います。映画じゃなくて読書の方が好みなように、シューティングゲームやFPSよりもRPGやパズルゲームが好きなように他のものよりも個人の自由を尊重したいだけです。
悪い意味ではてならしいエントリになってしまいましたが、自分の思想を何と呼べば良いのかがわかってよかったです。
補足: リバタリアンという言葉自体はそこそこマイナーだと思いますが、日本人の思想としては比較的多いらしいです。
税金の世界史を読んだ
税金の世界史を読んだ
最近増税が話題なので税金の歴史上の流れを知るために「税金の世界史」を読んでみました。以下気になったトピックの抜き書きです。
戦争と税金の関係は切り離せない
この本では繰り返し戦争と戦費を補填するための増税について語られています。古くは7000-10000年前のメソポタミアでの都市間の戦争に必要な費用が税金として徴収されたことから始まります。
近代までは基本的に戦争と増税を繰り返しています。
マグナ・カルタの税法上の重要性について
世界史を学んでいればマグナ・カルタというものを聞いたことはあるかと思います。
語感が面白いので「口に出して読みたい単語」ランキング上位に入りそうという以外の印象は無く、この法律が税法上重要な意味を持つとは知りませんでした。
マグナ・カルタの下記の条文が重要のようです。
- 自由なイングランドの民は、国法か裁判によらなければ自由や生命、財産を侵されない。(第38条)
「国庫が心許ないから法の根拠なく徴収する」というような行為を禁ずることによって民主主義の扉が開かれました。
香港という「小さな政府」の成功
香港の財務長官であったジョン・ジェームズ・カスパスウェイトにより香港は低税率、自由貿易の国家として成功しました。
彼は資源も何もない小さな島である香港を成長させるためには、できるだけ政府の干渉を少なくするべきだと考ました。宗主国である英国からの介入を避けるために統計情報の集計すら避けた、というのはとても興味深かったです。
財務長官なのに統計情報の収集すら避けたというのは自分からあえて目隠しをして道を渡るようなものです。その強い信念が香港の発展に多いに貢献したというのは感動を覚えます。
資本主義というのは小さな政府のほうがより真価を発揮しやすいように思えます。社会保証がその分手薄になりますが高成長の時代にはメリットの方がデメリットを上回って余りあります。
大きな政府への指向
20世紀のイギリスにて富の格差を少なくし、社会保障を整備するために大きな政府が生まれます。
嵩む社会保障費用の財源を他の国に求めるためにイギリスは第一次世界対戦に参加します。戦費が嵩み1914年には6%だった所得税が1918年には30%にまで引き上げられました。
また、納税義務が課せられたことにより選挙権も適用範囲が広がり、現代の我々が良く知る社会に近い国家となります。
フリーランスに対する増税の難しさ
昨今の企業の従業員として勤めるという働き方が減ってきており、会社に属さない国に属さない生き方が増えてきています。
特にデジタルノマドというITツールを武器に世界中のどこにでも移動する人間は納税義務を怠りやすいです。
人だけでなく、企業も国を跨ぐことが多くなっています。タックスヘイブンに資産管理会社を置いて、先進諸国には利益を生み出さずに資産管理会社に「ブランド料」「特許料」などの名目で金を振り込むスターバックスのような会社もあります。
働き方の自由度が上がるのは良いことなのですが、古い企業・従業員にその分の皺寄せが来としたらあまり愉快なことではないですね。
2022年の「新型コロナ」「インフレ」「金利」について予想してみる
暇な時間に今年がどういう年になるのかの予測をしています。
今年の動向については「新型コロナ」「インフレ」「金利」の3つが鍵を握ると考えているので、その3つについて考えていきます。
予想の精度については自信がなく、かなり適当ですので信用しないでください。現実と予想がどのようにズレるかを知ることによって、今後の技能向上に生かしたいという意図でやっています。
オミクロン株について
南アフリカが以下のようにかなり早い段階(昨年12月12日)でピークアウトしたのでかなり楽観視をしていたのですが、
アメリカやUKでは感染者が引き続き増加傾向にあり、少し悲観的な見方を持つようになりました。
オミクロン株の弱毒化に加え、ファイザーの経口薬「パクスロビド」もあるので、重症化・死亡リスクについては恐れる必要はないと考えています。
引き続き注視する必要はあるのですが、今が新型コロナ最後のピークではないかと思っており、総じて楽観的ではあります。日本ではブースターショットが遅れており、2回目のワクチンの接種から時間も経っているので大規模感染は避けられないと思っていますが、重症者・死者は少ないだろうと考えています。
【ワクチンの発症予防効果】
— Dr Rennick 🇯🇵在住🇦🇺人医師 (@NicholasRennick) 2022年1月1日
この3つに分かれている表の左の部分が、ファイザー2回接種の発症予防効果を示しています。
横軸が接種からの週目、縦軸が発症予防効果です。丸がオミクロン株、四角がデルタ株です。
2回目接種から5ヶ月以上が経つと効果は10%程度まで下がり、ほぼなくなる様子です。 pic.twitter.com/VlcE43lb0B
世界のピークは1月、日本のピークは3月を予想します。正常化については6-8月ではないかなと思います。
しかし、新型コロナについては常に自分は楽観視していました。なので今回も楽観視している可能性が大いにあります。
2020年2月ごろはこんな騒動になるとは思っていなかったし、ワクチンが開発されたとき、新興国はともかく先進諸国では2021年8月頃には騒動は終わっているだろうと思っていました。実際には新型コロナは世界的な流行になり、UKやアメリカでは今もなお新型コロナの脅威が続いています。
2020年2月頃は新型コロナなんて大したことないという言説が専門家のも含めて多かったのですが、新型コロナ騒動が非常に大きな問題になるという予想を立てていた方も多く、数値からロジカルに考えていくことの重要性を思い知らされました。流行に関する情報の入手も今より難しく、数値を追うのもそれなりに大変だったとは思うので素人としては止むを得ない気もしますが反省点ではあります。
ワクチンについて、2回目の接種率が日本では80%くらいなのですが、UKでは70%、アメリカでは60%です。反ワクチン思想の影響かもしれませんが、開発できて供給ができたとしても打たない人が人類のこれほど大きな割合で存在するというのは自分には衝撃的な結果でした。新しいものはどんなに良くても受け入れてもらうのには時間がかかるということかと捉えました。
インフレについて
11月の消費者物価指数を載せます。エネルギー・車を中心に全体的なインフレ傾向は明らかです。
ARK InvestmentのCathie Woodは商品は消費者と企業の在庫に蓄積されているだけであり、現在の反応は過剰すぎるという見方をしています。
These percent changes are not annualized, so multiply them by 12 to understand the drama unfolding here in the US. Both businesses and consumers seem to have overreacted to supply chain bottlenecks by building “inventories” of goods while government stimulus was flowing freely.
— Cathie Wood (@CathieDWood) 2021年12月30日
一方でFRB議長であるPowellは"inflation was not transitory"という発言をしており、インフレが長期に継続するという見方をしています。
ブルームバーグの予測によると2022 3Qには3.1%になるだろうと見られています。
先導している車と半導体について考えます。車については車載半導体次第ですが、半導体のリードタイムが長いことを考えると現時点で解決の目処がないのであれば来年も高インフレは続きそうです。エネルギーについても強気の見方を崩していません。石油などのオールドエネルギーに対する投資は限定的であるのに需要は経済再開で活性化するので、来年も高インフレが続くと見ます。
来年1年のインフレ率は3.5%を予測します。
金利について
名目金利である米国10年債の金利と予想インフレ率を推測し、その2つから実質金利を弾くということになります。名目金利ではなく実質金利によって企業の資本コストが決まるので資本コストを算出する必要があります。
実質金利は上記の式で求まります。また、実質金利・名目金利・予想インフレ率のどれも短期ではなく今後10年での利率となります。
まず、名目金利はFRBの利上げ回数によって決まります。来年は3回の利上げを予想しており、これは利率で言えば0.75%の利上げとなります。利上げはインフレを抑えるため・加熱した景気を冷ますために行われます。Powell議長は来年秋の連邦議会中間選挙に向けてインフレを収めるために利上げを加速する恐れがあります。
また、インフレ退治が主目的であるため想定以上に景気を冷やしてしまい、景気後退に突入するリスクがあります。
昨日イーロンマスクが2022年春または夏の景気後退を予想して話題になりましたが、景気を冷ましすぎた結果起こりうるシナリオの1つではありそうです。
供給難によるインフレ退治が難しいことから利上げは3回では済まず、5回になり1.25%になると予想します。名目金利は10年の平均値になるので、1.25%にはなりません。現状よりも+0.5%上昇の2%と予想します。
インフレについてはかなり高めの予測をしてしまいましたが、金利に利用するのは今後10年の平均した予想インフレ率なので、さきほど予想した3.5%が即ここで適用されるわけではありません。また、現状の予想インフレ率は2.5%なのですが2.8%と予測します。
-0.8 = 2 - 2.8
予想実質金利は-0.8%となりました。現在の実質金利が1.5-2.5で-1%なので0.2%と意外と実質金利は上がってはいませんね。
実質金利が上がるのは名目金利は上がるけどインフレ率が下がっているという状態なので名目金利は上がるけどインフレ率も高上まりするという予想ならそれほど影響はないんですね。
まとめ
新型コロナウィルス: 1-3月にピークアウト。6月には経済正常化
インフレ: 来年も続く。消費者物価指数 3.5%
実家に戻る
実家に戻る
年末年始は実家に戻っています。
実家では相変わらず子供と遊びつつ本を読んでいます。
昨日はふるさと納税を駆け込みで注文しました。限度額ギリギリは怖いので限度額の2/3くらい使って終了です。
ネギトロ、イクラとりんごを頼みました。
いつも頼むと大量に来て冷凍庫が一杯になってしまうので今回は定期便という1年を何回かに分けて配送してくれるものを選びました。
年末に色々本を読む
本の数は多いですが精読はしていないです。概要を掴むためざっと読んだくらい。
Google社内におけるエンジニア文化のポリシーが書かれた本です。オライリーらしく分厚い本です。
エンジニアやリーダーとしてどう振る舞うべきかという心構えの話から、コードレビューや単体テストのようなどう開発していくのかという話まで書かれています。
Googleが比較的オープンな文化であることもあり、どこかで聞いた話が多いですね。著者が悪いわけではなくGoogleがやるべきことをしっかりとやっているということだと思います。
社内コードレビューツールの使い方やSemVerの特性などは初めて知りました。
Googleの雰囲気が知りたい人向けですね。
同じくオライリー本です。こちらは300ページもいかないくらいの薄い本でした。
AIをどうビジネスに活かすのかということについて書かれた本です。
ビジネス上で解くべき問題を「記述的な問い、予測的な問い、処方的な問い」に分類しているのがわかりやすく面白いです。
記述的な問いというのは過去に対する問いで実際のデータを調べて過去がどうであったかを分析します。
予測的な問いというのは未来に対する問いで過去のデータからどういうアクションを取れば未来がどうなるのかの予測をします。
処方的な問いは現在に対する問いで、未来の予測から現在どういう手をうつべきかを判断します。
分析の手順としては記述的な問い、予測的な問い、処方的な問いという順番で行うべきです。ビジネス的な価値は処方的な問いに対する答えが圧倒的に価値が高く、次が予測的な問いに対する答え、最後が記述的な問いに対する答えとなります。
分析作業を行うことはよくあるのですが、処方的な問いについては分析結果を見る側で考えれば良いと考え、あまり手厚くフォローしていなかったので、ビジネスに貢献する意識が薄かったなと思い知らされました。
また、未来を予測する技術が自分には足りないと思っています。ベイズ理論が使えれば良いと思ってちょっと勉強したのですがまだ実用化には遠く及ばず。
300冊につられて読みました。
うさんくさい題名ですが、内容は真っ当ですね。副業を煽っているわけでもありませんでした。
いろいろ仕事を進める上でのノウハウが書かれているのですが、仕事ができる人ってこういうノウハウを身につけた人ではなく、頭の回転が速く、エネルギッシュで、細かいところまでよく気がつく人ですよね。
同僚で優秀な人がいますが人間としてのスペックがかけ離れていて勝てる気がしない。
はてなブロガーで有名なフミコフミオさんの本です。
この本では書き捨てが大事と書かれています。
適当な紙に今考えていることや不安などを書いて、その紙は捨ててしまう。
こういった書き捨てを行うことにより思考が整理され、なにかを考える際の土台となります。書き捨てなくても良いのですが、書き捨てることにより文書の体裁は気にせず思考を整理することに集中できます。
自分もたまに書き捨てはするのですが、見直しもしないのに記録は残したくて紙ではなくテキストエディタ上で行うことが多いです。
あえて書き捨てることによってどれくらいのメリットがあるのかは今後試してみたいと思います。
トレンドフォロー技法の解説書かと思ったら、トレンドフォロー技法そのものには触れておらず、どこのファンドがトレンドフォローで勝ったという話や実践者へのインタビューがメインでした。
自分の想定しているものとは違いました。
また、この本で紹介しているトレンドフォロー手法はRSIのように株価を元にシステマティックに予測するもののようでしたが、自分が考えるトレンドフォローというのはトレーダーが投資ストーリーに魅力を感じているか/失望しているかを捉えて追っていくものなので、そういう意味でもちょっと求めているものとは違いましたね。
Google Trendみたいな仕組みで投資ストーリーへの感情を可視化できたら良いのになとは思うのですがすぐには良い方法が思いつきません。
最後まで読み切りました。
後半はコボックの買い指標やタイミングインディケータなどのテクニカルに触れられていました。この本の価値はやはり前半の相場サイクルの4局面の解説にあると思います。
自分を含めた初心者が相場の枠組みを理解するためには必読と言っても良さそうです。
相場サイクルを理解したい
相場サイクルを理解したい
今日はタックスロスセリングらしい売り相場でした。バリュー株・半導体が強く、グロース系が弱い。金利↑原油↑
機関投資家がいない相場なのであまり気にする必要はないかなと思っていますが、地味に損しているのが嫌ですね。原油↑なのにエネルギーが下がっているのは何でやねん。
さすがにそろそろ中国株は安すぎるのでは?という気もしているのですがなかなか手を出しづらいですね。博打としてはありな気もしますが今はリスクを取りたくないので投資する気にはなりません。
今は相場サイクルの見分け方という投資本の古典を読んでいます。
現状は業績相場であるといわれています。金利が上昇し、業績も向上する局面です。
一方、この本ではインフレ抑制の金融引き締めによって企業の業績は好調のまま逆金融相場になるということも書かれており、それをそのまま受け取ると来年中の引き締めによって逆金融相場になる可能性があるように見えます。
引き締めはするがそれでも2019年以前の金利となるので逆金融相場にはならないということですかね。
仮にインフレが長引き、FEDがより一層の金融引き締めをした場合には一気に逆金融相場になる可能性もありそうです。
逆金融相場への移行は企業業績が絶好調のうちに起こるというのが恐しいですね。避けられる気がしない。