ランディパウシュの最後の授業を読んだ
最後の授業を読んで
- 作者: ランディ・パウシュ,Randy Pausch,ジェフリー・ザスロー,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: 文庫
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昨年の3月頃に父が死にました。
実家に住んでいたのは高校生までで、そこから家を出てしまったので、あまり生活には変化はありません。ただ、死というものについて以前よりも頻繁に考えることになりました。特に仲が良かったわけでもないため、父の死が悲しい、とう話ではなく、死というもののリアリティが増したように思えます。
そもそもあまり友人や親戚も少ないのでかなり死に直面する機会が少ない方だったのですが、ようやく死というものを実感する機会がおとずれた、というところです。
この本はランディ・パウシュというCMUの教授が書いたものであり、自分から見ると雲の上も良いところの雲上人であるのです。であるからこそ死はすべての人に平等に訪れるという思いを強くします。
自分の近年の生活を振り返ると、今年、結婚もしたし、子供も生まれそうだし。会社ではまあ出世には限界が見えてきていて、人生というレールに一本筋が通りました。特にイベントがなければ定められたレールをそのまま進むことになります。
なので、いつか待っている死を意識して生きていこうという思いが強くなりました。FGOを時間を割いてやっているのも、死ぬまえにやっておかないと後悔しそうリストに入っているからです。もっとやりたいこと無いのかという話もありますが、自分にはやりたいけどやっていないことはもうあまり無いと思います。ディープラーニングについて技術を身につけて一発あてたい、なんて気持ちもありますが、能力的にも労力的にもまあ割に合わない感じはしています。なのであくまで趣味として続けるのが良さそうだと感じています。
もっとみんなで協同するための能力を身につければ良かったな、とは思います。一人で考えて一人で行動するのが好きすぎてしまいました。友人が楽しめるように協力すべきでした。今からでも遅くはないのですが、どこで学ぶんでしょうね。ビジネス的なリーダーシップじゃなく、近くの友人と力を合わせて場を楽しむ能力を学びたいと思っています。
本の内容については特筆する部分もなく、ただ同感であると思えるような記述が多いです。周囲の人に優しく、誠実に生きよう。問題に対しては粘り強く対処しよう。きっとそれらは年齢を重ねていくと身につく人生の智恵と呼ばれるものであると思います。
と、読んだ感想をつらつら書いてみましたが、特に深い考察もなく、ただ死ぬまで自分の思うように生きるしかないですね。