図書館に来るなど
図書館に行く
図書館から借りて読んだ本がいくつかあったので返しに来ました。
返す前に内容を理解したかな、と読み返したらこれが全く覚えていない。
- 作者: T・バトラー=ボードン,米谷敬一
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 32回
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いろいろな話題について語られている分、自分の関心のある話題が特にあるわけでもないので、あまり記憶には残りませんでした。
やはり古い本なので、驚きの事実とかはないですね。
「自分や他者にに関心を保ちつつ、自己を客観的に分析しつつよい市民として生きよう。」という話。道徳的に「良い人間である」ことが自身の利益にもなる、というのは今後も変わりそうになく、むしろ中国アリババの芝麻信用のような信用情報を使ったサービスが増えることによってますますこの傾向が進んでいくのだろうな、と思います。
2013年ですけど、クックパッドがユーザー側からのイノベーションをうまく取り入れた成功例になっていて隔世の感があります。
3Dプリンタとか初音ミクとかユーザー側で製品を作るようなUGC(user generated contents)を取り上げています。
流れとしてはその後、インスタ、youtubeなど手軽に自身のメディア化ができるようになって、個人中心の社会だと言われるようになりました。
UGCは技術的な革新があまりなく、今も創作が好きな一部の人の趣味であり続けてますね。
ユーザーイノベーションに関しては、最近はむしろユーザー発の流れがないとサービスが成功すらある気がします。
ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて
- 作者: ロジャー・シュワーツ,寺村真美,松浦良高
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ファシリテーションが上手くなりたくてこんな本も借りました。
ファシリテーションをうまく行かせるための9つの基本ルールというものを説明しています。
- 想定や推察を確認する
- すべての関係情報を共有する
- 具体例をあげ、重要な言葉が何を意味しているのかについて合意しておく
- 理由と意図を説明する
- 「態度」ではなく「関心」に焦点を合わせる
- 提案と質問を組み合わせる
- 次のステップと意見の相違を解消する方法を一緒に作る
- タブーを話し合う
- 必要水準のコミットメントを生み出す意思決定プロセスを使う
1は人間は少ない事実から推察し、さらに得られた推察を複数合わせて不確かな推察を行ってしまうものなので、何を推察しているのかを明らかにしたほうが良いという話でした。
2は話し合うための共通の情報基盤を作る、という話です。
3や4は説明不要だと思いますので、説明はスキップ。
5は態度を示す元となる、その人ならではの視点、関心があるはずなので、そこに注意を払うということ。
6は提案してみて意見を聞くというやりかたによって問題をより認識しやすくなり、焦点のあった議論ができるということ。
7は次にどう議論を進めるかについて、一方的に決めるのではなく相談して決める、ということ。もちろん何もないところから議論するのは難しいのでファシリテーターがこういう進め方をしたい、と提案してみなが乗っかるという進め方をする。
8で言うタブーというのは、議論の場に出すとネガティブな結果になるとグループメンバーが信じている事柄で、感情や損得が絡むため非常に扱いづらい問題となる。オープンに話せる空気を作り、他の基礎ルールを使って話し合う。
9について、まず意思決定プロセスのタイプと決定の受け入れレベルという概念がある。意思決定のプロセスとは、「相談型(リーダーが決める)」、「民主型(多数決で決める)」「コンセンサス型(みんなで意見が一致したら決める)」、「委任型(サブグループなどに決定を委任する)」とあり、決定の受け入れレベルは「コミットする」「支持する」「服従する」「服従しない」「抵抗する」というように分けられている。コンセンサス型は合意するまでが大変だが、全員がコミットするようになるという利点がある。